三島屋変調百物語事続
昨年発売された「おそろし 三島屋変調百物語事始」の続編です。
ちょっと前から連載が始まってたのは知ってたんですけど、あえて読んでなかったんですよ。
個人的に、宮部みゆきの醍醐味というのは、物語の終盤で、それまで点でしかなかったものが一気に線につながると言うか、張り巡らされた伏線が猛烈なスピードで形を成していくときの、疾走感と閃きの感覚だと思うんですよね。まさに「からくり草紙」だと思うわけです。
何度か書いてますが、この点に関して言えば、「あかんべえ」なんざまさに秀作で、あの佳境でのスピード感と爽快感は素晴らしいですよ。
ラストは切なすぎて、いつ読んでも泣きそうになるんですけど。
で、やっぱり新聞でちまちま読んでいくと、その辺の感覚が失われそうなんで避けてたんですが、この間ふと事始を読み返したら、もう我慢できなくなって続編にも手を出してしまいました。
今はまだ、静かに奥深く伏線が張られている段階ですかね。
ん~、単行本になるのは来年かな。
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